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Fujii Kaze の『Prema』は、ピアノマンとしての個人芸から 越境するソウルアーティスト へ歩を進めた一枚だ。Hachikō の控えめなグルーヴ、表題曲 Prema の祈りに似たコーラスワーク、真っ白の透明感ある歌唱。一つひとつの曲が違うアングルから「愛」というテーマに角度をつけている。
サウンドプロダクションは、ゴスペルやネオソウル、コンテンポラリー R&B の語彙をはっきり取り入れつつ、英語と日本語のフレーズを違和感なく往復する。海外仕様にチューニングしたわけではなく、もとからその水準で書ける作家であることを今作はあらためて示す。
Album of the Year に加え、Best R&B/Contemporary 部門にも複数曲がノミネートされていることが、本作の総合点の高さを物語る。シングル単位で聴くより、アルバム通しで一気に向き合うほうが圧倒的に効く タイプの作品である。
別の曲との繋がりまで考えてなかった。
別の曲との繋がりまで考えてなかった。
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