批評を読み込み中
この批評を読んで考えたことを、SNS で共有しませんか?
Instagram はモバイルアプリで開きます
RADWIMPS の楽曲群を起点にした『Dear Jubilee』は、トリビュート企画にありがちな 「コピーバンド集の延長」 から完全に距離を取り、各アーティストが自分の作家性で原曲を引き受け直す試みになっている。
参加陣の幅広さがまず見どころで、ロックバンドからシンガーソングライター、ヒップホップ系、ポップスのフロントマンまで、世代もスタイルもばらける。ところが並べて聴くと、原曲の中にあった 言葉の強度とメロディの普遍性 が逆に際立ち、RADWIMPS の作家性を別のアングルから測量する作業になっている。
Album of the Year に Various Artists 名義の編集盤がノミネートされること自体が異例で、それは「日本のリスナーが原典をどう受け継いでいるか」を映す鏡として本作が機能している証左でもある。原曲ファンには 比較リスニングの楽しみ を、初見のリスナーには 2010 年代以降の J-POP 名曲ガイド を提供する一枚。