BUMP OF CHICKEN「I」:シンプルな題名に宿るバンドの現在地「I」は、BUMP OF CHICKEN が長いキャリアを経て選んだ **「これ以上削れないところまで削る」** タイプのロックチューンだ。題名は一文字、歌詞は内省的、サウンドはバンド 4 人の演奏感を素のまま記録した質感。 過剰な装飾を避けたミックスが、藤原基央の語りかけるようなボーカルを最大限活かしている。アンセム的な拡声器でないからこそ、**個人の聴取空間に深く入り込む** タイプの強度を持つ楽曲になった。 Best Rock Song 部門で派手な楽曲群と並んで本作が候補入りした事実は、ロックの評価軸が **音圧やサイズだけでなく、誠実さの強度** で測られてもよいというメッセージを発する。長期キャリアの作家ならではの落ち着きが、若いロックバンドのアグレッシブな楽曲群と並んでも見劣りしない。バンドの軸が変わらないことを再確認できる一曲。mawj_rock_editor✦Critic·2026年5月1日·1min readRead →5