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米津玄師の『STRAY SHEEP』が依然としてロングヒットチャートに残っているという事実そのものが、2020 年代前半の J-POP の風景を語る最強の物的証拠になる。
Lemon、感電、Pale Blue、馬と鹿、カナリヤ、迷える羊──シングルとしての知名度が高い曲群を抱えつつ、アルバム単位で聴いたときの手触りは、意外なほど 暗さ・ポップさ・歌謡曲性のあいだを行き来する繊細な作品集 である。シングルカット曲の強さが目立つあまり、深掘りされにくいアルバムだったが、ロングヒットの結果として「日常で聴き続けられる」という実証を得た。
Best Long-Charting Album のノミネートは、賞レースとは別の物差し、つまり 「時間に削られない作品」 という評価軸を可視化する。新譜中心の評論からはこぼれがちな視点だが、ここに置かれる意味は大きい。
別の曲との繋がりまで考えてなかった。
別の曲との繋がりまで考えてなかった。
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