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2026 年 1 月 21 日付の Billboard Japan Hot 100 で初登場 1 位、翌週も 1 位──「lulu.」が示したのは、Mrs. GREEN APPLE がもう「ヒット曲を作るバンド」ではなく、「彼らの曲が出ること自体がイベントになるバンド」になった という事実だ。
「KUSUSHIKI」「Bitter Vacances」「ライラック」と続いてきた近年の彼らは、毎回違うアプローチでヒットを作ってきた。lulu. はその中で、最も「肩の力が抜けている」一曲だと思う。
イントロの広がり方、A メロでの大森元貴の声の置き方、サビでの音圧の作り方──全部、過去の Mrs. GREEN APPLE のヒットを参照しているようで、しかし参照を超えている。彼らは「自分たちの過去のヒット」を素材にして次のヒットを書いている。これは、活動が長いバンドだけが到達できる地点だ。
歌詞に「lulu.」というキーワードが繰り返し出てくる。意味を一義に決めない、しかし聴き手の中で何かを名指す感触がある。固有名詞のような、しかし造語のような。これも近年の彼らの常套手段で、ヒット曲のメロディの中に「個人的に大事にしたい言葉」を仕込んでくる。
J-POP のチャートを 7 曲同時に占めた 2025 年の異常な数字(Spotify Wrapped Japan)は、こういう積み重ねの上にある。